年々厳しくなる夏の猛暑。今年も7月中旬から猛暑日が増え、8月後半から9月にかけても厳しい残暑が続く見込みです。日中の最高気温が40℃を上回る酷暑日も観測されており、天気予報で「命にかかわるような危険な暑さ」と表現される日も少なくありません。

猛暑ではエアコンの効きが悪くなったり、室外機のオーバーヒートでエアコンが停止したりすることがあります。今回の記事では、空調設備の定期クリーニングや室外機の遮熱施工など、猛暑でも快適かつエネルギー効率よく空調を使う方法をご紹介します。

スタッフT

この記事は、次のような方におすすめです。

・猛暑で空調の効きが悪くなったと感じる方
・夏の電気代がかさむのに悩んでいる方

メンテナンス
夏に起こりやすい空調トラブルとは?夏の空調トラブルの原因と対策方法
省エネ補助
省エネ最適化診断で補助額が2倍に?!福岡市の省エネ設備導入支援について解説
メンテナンス
ビル空調の寿命は何年?寿命を延ばす点検やメンテナンス

真夏に空調の効きが悪くなる理由とは?

夏は空調トラブルが起こりやすい時期ですが、猛暑日に多く寄せられるご相談が、「空調は稼働しているのに室内が冷えない」「空調が止まってしまった」というご相談です。夏の猛暑は空調設備に負担がかかりやすく、空調の不具合や故障が起こりやすくなります。猛暑で空調の効きが悪いと感じたら、以下の点をチェックしてみましょう。

エアコンのフィルターの目詰まり

暑い日が連続し、24時間ほぼ休まず空調が稼働している場合、フィルターがホコリで汚れて目詰まりを起こしやすくなります。夏前にクリーニングをしていたとしても、7月から8月にかけて空調がフル稼働している場合、フィルターに埃が詰まって冷却機能が低下していることがあります。空調の効きが悪いと感じたらまずフィルターをチェックし、汚れていないか確認してみてください。

室外機の不具合

猛暑時は室外機のトラブルで空調の効きが悪くなるケースが少なくありません。まず室外機が稼働しているかをチェックしましょう。稼働していない場合は、空調の電源を切り、2分程待ってから電源を再び入れ、内部システムエラーがリセットされるかチェックしてみてください。

室外機が稼働しているのに冷えない場合は、室外機の周辺環境をチェックしましょう。室外機の周囲に障害物がある場合、空気の循環が悪く放熱妨害が起こります。また、直射日光が室外機に当たっている場合、室外機の周辺や室外機本体が高温になっている可能性があります。室外機はオーバーヒートを起こし、高圧圧力異常で停止してしまうことがあります。

スタッフT

真夏の猛暑日に直射日光に長時間さらされた室外機は、温度が50度や60度を超えてしまうこともあります。空調の効きが悪い原因になっている可能性があります!

室外機のオーバーヒートに効果的!直射日光をよける遮熱施工とは?

猛暑時に空調の効きが悪いと感じる場合は、直射日光を遮る遮熱施工を検討してみましょう。遮熱施工とは、室外機に遮熱塗料を塗ったり、遮熱シートやカバーを取り付けたりして、直射日光による室外機周辺の温度や本体の表面温度の上昇を抑える対策です。

遮熱対策が真夏の冷房効率の低下予防に効果的な理由

空調設備の構成要素は、「室外機」「配管」「室内機」の3つに大別されます。室内機は部屋の中に設置され、室内の空気を吸い込み、冷やしたり温めたりした空気を再び部屋に戻す役割を果たします。室外機は建物の外に設置され、冷房時は室内機から運ばれてきた熱を外へ排出し、暖房時は外の空気から熱を集めて室内に送る役割を果たします。室内機と室外機を結ぶのが配管で、熱を運ぶためのガスや液体(冷媒)を循環させます。

室外機が長時間直射日光にあたる場所に置かれている場合、周辺の温度や室外機本体の温度が上がり、熱をうまく逃がすことができなくなり、冷房効率が低下します。高温環境では、故障を防ぐために安全装置(高圧カット)が作動して自動停止したり、内部の部品に負担がかかり故障したりするリスクが高まります。

室外機の遮熱施工を実施すると、室外機が高温になるのを防げ、猛暑時でも排熱がスムーズに行えるようになります。冷房効率の低下を防ぎ、オーバーヒートや故障のリスクも下げられます。

遮熱施工の主な方法

遮熱施工にはさまざまな方法があります。各方法の特徴をご紹介します

遮熱シートやカバーの設置

マグネットやベルトで遮熱シートを室外機に直接取り付ける方法です。家庭用の室外機向けの遮熱シートやカバーは、ネット通販やホームセンターでも入手でき、手軽に実践できます。

遮熱・断熱塗料の塗布

室外機の外装に専用塗料を塗ることで、表面温度の上昇を長期間にわたり抑制します。塗布前の下地処理、適切な重ね塗り、保護コートの塗布など手間はかかりますが、効果が長期間持続します。

サンシェード・ブラインドの設置

室外機から少し離れた位置に、サンシェードやブラインドを設置し、直射日光があたらないようにする方法です。

スタッフT

室外機にあたる直射日光を遮ることで、消費電力を約10%〜15%削減する効果が期待できます。

遮熱施工の注意点

遮熱施工のやり方を間違えると、かえって熱交換効率を下げ、より多くの消費電力を消耗することがあります。遮熱施工を行う際には、以下の点に注意しましょう。

吸排気口を塞がないこと

室外機は空気を出し入れして熱交換を送ります。そのため室外機の吹出口や吸込口が塞がれてしまうと、熱排出がうまく行われず熱がこもってしまいます。遮熱シートやカバーを設置する時は吸排気口にかからないよう、サンシェードやブラインドの設置では吸排気口の近辺を塞がないよう、気を付けましょう。

定期的にチェックすること

サンシェードやブラインドを設置する場合は、強風で飛ばされないように、しっかり固定しましょう。遮熱シートやカバーの場合でも、外れていたりずれていたりしないか、定期的に確認してください。

メーカーの保証適応外になる可能性

室外機に遮熱塗料を塗装したり、遮熱シートやカバーを取り付けたりした後に、何らかの理由で室外機が故障してしまった場合、改造されたとみなされ、メーカーの保証対象外になる可能性があります。メーカーの保証期間中の場合は、遮熱施工が保証に影響するかメーカーに問い合わせてください。

遮熱施工の効果が少ないケースもある

もともと室外機が建物の北向きや日陰に設置されている場合は、直射日光があたっているわけではないため、遮熱施工をしても効果は期待できません。遮熱施工ではなく周辺の風通しをチェックしましょう。また、北向きや日陰で風通しが悪いと湿気がこもりやすく、室外機内にカビが生えてしまう可能性もあります。風の通りを妨げている植栽があれば剪定や伐採をし、物置などの障害物があれば移動させましょう。

噂のライフハック「魔法のバケツ」の効果は?

昨今の猛暑続きで電気代が増大する家庭が増えてきたこともあり、冷房の効きをよくするライフハックがインターネットやテレビで紹介されています。その一つで、今年大きく話題になったのが、水を張ったバケツにタオルの一端を浸し、もう一端をエアコンの室外機に垂らす「魔法のバケツ」です。

「魔法のバケツ」では、タオルの水分が蒸発する際の気化熱で、室外機の天板の温度上昇を抑えます。冷却効率が向上して消費電力が抑えられることから、電気代の節約になるというわけです。「電気代の大幅な節約になった!」とSNSを中心に話題になりましたが、濡れたタオルが室外機の吸排気口を塞いでしまうリスクや、室外機のサビやキズの原因となるリスクもあるので、注意が必要です。

スタッフT

記録的な猛暑となる2~3日の緊急対処としては一定の効果があるかもしれませんが、長期的な対策には向いていないでしょう。

室外機の遮熱施工のご相談は「福岡空調清掃合同会社」まで

真夏の空調の効きが悪いと感じたら、遮熱施工を検討してみてください。室外機の遮熱施工を行うことで、空調の冷却効率が上がって消費電力が減り、結果電気代の節約にもなります。また、室外機の異常な温度上昇を防ぐことで、室外機のオーバーヒートや内部部品の故障リスクを下げる効果も期待できます。

室外機の遮熱施工にご興味のある方は、福岡県で空調設備の施工・洗浄・点検を行う「福岡空調清掃合同会社」にお任せください! 室内外機の動作確認や室外機の周辺環境をチェックし、最適なソリューションをご提案します。

また、設置から10年以上経つ空調設備の効きが悪くなってきたら、冷却効率の高い最新の空調設備への入れ替えもご検討ください。当社では、空調設備の入れ替えから、定期クリーニング、定期点検、トラブル対応など、空調周りのさまざまなご要望に対応いたします。

経験豊富なスタッフが迅速に対応しますので、ぜひお気軽にご相談ください。